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宮城県タクシー協会加盟会社は、政令指定都市仙台市の地域に密着した公共交通機関として、
「安全な輸送と良質なサービス」をモットーに皆様から愛されるタクシーを目指し日々努力し取組んで
おります。
また、仙台市は平成20年1月、全国で唯一の緊急調整地域に指定され平成22年8月まで継続される
ことになりました。
これに伴い当支部は緊急調整地域(※)指定における「タクシー事業の構造改善計画書」を作成し、
様々な取組を実施して行きます。
※ 緊急調整地域とは
道路運送法 第8条 国土交通大臣は、特定の地域において一般乗用旅客自動車運送事業の
供給輸送力(以下において単に「供給輸送力」という。)が輸送需要量に対し著しく過剰となって
いる場合であって、当該供給輸送力が更に増加することにより、輸送の安全及び旅客の利便を
確保することが困難となる恐れがあると認めるときは、当該特定の地域を、期間を定めて緊急
調整地域として指定することができる。
主な取組み@ 全国統一タクシーの日
「大正元年8月5日」日本に初めてタクシーが誕生したことを記念し、この日をタクシーの日と制定し、
各協会ごとにイベント及びキャンペーンを実施しております。
当支部では、タクシーの日を市民の皆さんに分かっていただくため、過去には独自にうちわ、風船を
作成し配ったり、数年前からは養護学校、病院等に車椅子を寄贈しています。
平成20年は同年6月14日に発生した岩手、宮城内陸地震で被害の大きかった栗原市に宮城県
タクシー協会と共に車椅子を4台寄贈いたしました。
各事業者としては、例年通り独立行政法人自動車事故対策機構仙台主管支所を通じ、財団法人
自動車事故被害者援護財団へ交通遺児育成基金の寄付をしています。
主な取組みA 防災レポート車
大震災など災害発生の度に改めて思い知らされるのは、正確な情報を素早く伝達する事でどれだけ
災害対策に役立つか計り知れません。
タクシーは昼夜休みなく走る唯一の交通機関ですから災害時、現場の第一目撃者になる可能性が
あります。
そこでドライバーが防災教育・レポート教育を受け県民の財産を災害から少しでも守るお手伝いを
するため、また、災害の初期消火や救助に協力するため救助機材を提供するため平成8年8月に
「タクシー防災レポート車」が誕生いたしました。
防災レポート車は、仙台市で東北放送20社20台、NHK仙台放送局13社13台の計33台が活動して
います。
防災レポート車には携帯電話(災害時優先電話) ・ 救急セット ・ 消火器 ・ ロープ ・ ジャッキ ・
バール ・ ノコギリ ・ 発煙筒 ・ 赤色旗など、救急セットとして三角巾 ・ 包帯 ・ ハサミ ・ 消毒液 ・
ヨードチンキ等を積んでおり、災害時において必要とする人々に無料で提供します。
防災レポート車が提供する情報として、地震の場合震度5以上 ・ 大雨 ・ 大雪の場合は情報が
出たとき ・ 大災害(大火事)・大事故(交通事故も含む)の時等に提供します。
また、被害状況の提供だけでなく、「ここは安全」「この場所は何でもない」という安心情報も可能な
限りお伝えします。
主な取組みB SOSネットワーク
宮城県警察本部からの依頼で、所在不明の老人等の捜査を市内各所を走行するタクシーに一斉
無線配信し、 いち早く発見出来るよう協力するSOSネットワークを備えております。
主な取組みC Fネット一斉配車システム
殺人強盗等重要事件 ・ 重要窃盗事件 ・ 暴力団対立抗争事件 ・ 死亡または重傷ひき逃げ事件 ・
テロ ・ ゲリラ事件 ・ 社会的反響の大きい重要 ・ 特異事件 ・ 被害防止のため必要と認められる
事件等があった場合、宮城県警察本部から、支部あてにFAXで依頼を受け、支部より会員事業者に
手配書等を送信し、いち早く犯人等の発見と情報を提供するシステムを備えております。
主な取組みD 違法駐停車関係3Way方式
当支部は、仙台市中心部タクシー交通問題対策協議会の中で、国分町地区における違法客待ち
タクシーの解消に向け取り組んでいます。
3Way方式とは、22:30〜翌3:00(日 ・ 祝日除く)までの間、広瀬通り東進 ・ 定禅寺通り東進・
西進の3ルートから、タクシー乗り場にタクシーが整然と順番に並ぶことで、違法客待ちタクシーに
よる深夜の交通混雑を解消するものです。
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